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Molk@Taoist
遠征無しの田舎せどらーに生きる道は・・・
2007年 07月 09日 (月) 01:49 | 編集
もう3週間近く遠征に行っていない。

その間に地元でせどった本は200冊程度。
2軒しかない無いブックオフに毎日行くわけにもいかず、平日1回、土日に1回の割りで行っているのだが、最初の頃こそ、2軒で40冊程度の収穫があったものの、最近では2軒で10冊程度。日干しになるのも時間の問題と思える、今日この頃だ。

変わったところといえば、1軒のブックオフで毎週土日に単行本500円セールをやり始めた。ひょっとすると、前からやっていたのかもしれないが、土日に行く事がなかったので気がつかなかっただけかもしれない。初めて、セールに出くわした時はカゴ2杯ほど、せどったものの、回転の悪い田舎のブックオフではその後が続かない。昨日も舐め回すようにプロパー棚を追ってみたが、5冊程度の収穫。

考えてみると、このような状態だからこそ毎週のように名古屋に出かけていたわけで、当たり前といえば当たり前の状況だ。

100kmほど足を伸ばせば、ブックオフは他にもあるが、どこも似たようなもので、丸1日潰しても100冊の本が集まるかどうかおぼつかない。そして、当然の事ながら田舎のブックオフではその後しばらくは、棚が戻らない。

と、いきなり久しぶりのブログを書いて、テンション下がりまくりのようになってしまったが、せどり以外ではテンションは十分に高まっている。

この3週間で、3年ぶりにホームページを1つ作成。ブログも1つ立ち上げた。そして、今はせどりよりもプログラミングにはまっている。

プログラミングに関しては本当にはまってしまって、足が抜けなくなってしまった。作りかけのプログラムが3つ。そのどれもが、自分のプログラミング能力の無さで、身動き取れなくなっている。

感じとしては、小学6年生が、中学3年生の因数分解に挑戦しているといった具合で、全く歯が立たないとは言わないが、途中で正負の数が分からなくなって、そちらの勉強を始めたり、文字式の割り算が分からなくなって、文字式の勉強をしたりと、つぎはぎだらけの状態だ、小学生なら家庭教師の「トライ」にでも電話して、大学生の可愛いお姉さんにでも教えてもらいたいところだが、私の年になっては行き場が無いし、ついでながらお金も無い。

次々に出てくる、エラーを一つ一つ潰していく、もぐら叩きの日々が続いている。が、これが結構面白い。トンネルと鉄橋を走る、電車の長さを求める難しい連立方程式の応用問題が解けた時ぐらいの達成感と爽快感がある。

ずっと、机に座りっぱなしなので、気分転換に、時々せどりに出かけるというのが、最近の暮らしぶりだ。

もともと、熱くなる夏には、遠征には行きたくないなと思っていたので、今は、もう少し、プログラミングで遊んでいようかなと思っている。

6月は2400冊ほどの仕入れをしたので、もうしばらくは、しのげるだろう。
綱渡り師
2007年 06月 21日 (木) 04:21 | 編集
何時から降っていたのだろうか、天窓の周囲にめぐらされたトタン板を打つ雨の音が、シールはがしの手を休めた私の耳に響いて来た。

時計は午前4時過ぎ。

そろそろ眠らなくては。太陽に先を越されそうな時間になって来た。現在の販売数は46冊。昨日、一昨日と合わせて300冊程度の出品をした割には低調だ。

売れるものは、出品と同時に売れていくが、単価が低いものばかりで、大きな売上げにはならない。それでも、その1冊1冊が私たち家族の生活を支えている。ありがたいなと思えてくる。経済社会からは役立たずとの烙印を押された私でもなんとかやっている。人様に雇われてもらえるだろうお金は月20万円足らず。それが、せどりのお陰で、家のローンも払っていける。せどり能力の無さゆえ労働時間は長いが、働いた分だけ自分に返ってくる。

このままの外部環境がずーっと続くとも思えないが、とにかく今はオールライト。握り締めたげんこつから親指を突き出してにっこり笑う。

どこか綱渡り師のような人生だが、綱の上からの見晴らしは悪くない。足元を見つめ過ぎず、地平線の彼方に目を転じ、空と大地の織り成す緩やかなカーブに向かって、次の1歩を踏み出していく。

どこに向かうのか分からないが、この一瞬、足裏は確実に綱の張力を感じている。

空が白んできた。

日々是好日
6泊7日
2007年 06月 19日 (火) 13:49 | 編集
土日をはさんで丸1週間の遠征から戻ってきた。
本当は3日で帰るつもりだったのだが、余りにもお粗末な冊数で、途方にくれていた3日目。車中で、どうしようかな…もう帰ろうかな…。と考えていた時。かぴぱら堂さんの東北大冒険せどり旅行の記事を見た。

師匠に負けてはいられない。

車が本で一杯になるまでは絶対に帰るものか!

と、決意!

その結果が7日間に渡るハードスケジュールになるとは思いもよらなかった。

が、とにかく車は本で埋まった。遠征に行き始めた頃は500冊ぐらいが限度と思っていたジムニーだが、900冊は積める事が現実に証明された。

しかし、これがとんでも無いことに発展するとは、思いもよらなかった。

5日目ごろから、車を運転していると、後部の方で異音がする。車を止めて見てみると、本の重みで、リアの車軸を支える板ばねが伸び、その最後部がマフラーを押すようなかたちで接触して、カタ、カタと音がしていた。後部のタイヤも普段より幾分か横に膨らんでいる。

最終日は、これ以上積めそうも無い車内を眺めながら、ガソリン本のせどりはやめる事にした。普段ならガンガン、カゴに入れていく本をスルーしながら、300円以上の本だけを背どる。それでも100冊以上は買ったかもしれない。

走行距離も1000kmに迫ろうかという時にそれは起きた。

真夜中の山間の国道を走っている時だった。車の下の方から変な音がしている。排気音が明らかにいつもと違っている。その音が、だんだんと大きくなってくる。

変だなと思った私は、道路わきに車を寄せた。その時だった。車が止まる間際に、ガタン、ガタンと大きな音。ちょうど外灯の近くに車を止めたので、車が良く見えた。外見は異常が無い。体をかがめ、車の下をのぞいて見た。エンジンルームからリアへと伸びているマフラーが、途中でポッキリ折れ、アスファルトの道路にうなだれている。

真夜中の峠道で、私もうなだれてしまった。

JAFを呼ぶしかないかな…。と思ったが、時間がかかる上に、お金もかかるだろう。どちらもごめんこうむりたい。

とりあえず、こういう事態に遭遇した煙草のみの常として、1本ゆっくりと煙草を吸った。

もう一度車の下にもぐりこみ、マフラーの状態を眺めた。途中でポッキリ折れているが、何とか車の底に縛り付ける事ができれば、走れない事も無いだろう。

縛るもの…。ブックオフの黄色い袋なら山ほどあるので、3袋ほど繋げればそこそこの長さになるな。と思った。が、マフラーに触ってみて、それが無理な事が分かる。マフラーは手で触れないくらいに熱かった。

紐か針金が無いと駄目だ。

ビニールの紐は多少ある、ガムテープもあるが、熱に弱そうなので無理だろう。やはりどうしても針金が必要だ。私は、夜の国道脇を針金を求めて歩き始めた。もちろんコンビニなどあるようなところではない。

500mも歩かないところに、工事現場があった。私は、ライターの光を頼りに、周辺を探した。運よく番線のような針金を見つけることができた。

車に戻った私は、マフラーが冷えるのを待つために、もう1本煙草を吸った。その後、車の下にもぐりこみ、針金で、マフラーを車体に固定した。

その後は、夜の国道を60kmの法定速度で、いつもは追い抜いていくトラックに抜かされながら、予定より1時間遅れで無事我が家に着いた。

マフラーを直せば、ジムニーはまだまだ使えるのだが、いよいよ車を買い替えるべき時に来ている事を、この出来事が教えているような気がする。

更なる飛躍のチャンスが目の前に飛び込んできた。

宿泊はラブホテル
2007年 06月 15日 (金) 21:44 | 編集
せどり遠征の宿泊にラブホテル、とあるブログに書いてあった。
うーん魅力的だ。
最近真夜中に景気良く花火が打ちあがる、平和公園の喧騒を離れ、私もラブホテルのベッドでぐるぐる回ってみたい。
さぞや気持ちよく眠れる事だろう。

一人でラブホテルに宿泊した事は無いが、泊めてもらえるだろうか。多分大丈夫だろう。一人だろうが三人だろうが、ホテルの経営者には、お泊り料さえ入ってくれば何の問題も無い。

男女の営みに明け暮れる、隣室の熱気をものともせず、せどって来た、本のシールはがしに熱中するせどり男がいても、密室の中での事ゆえ、誰にもとがめだてされる事は無いだろう。

ガラス張りの浴槽にのんびり浸かり、明日の巡回先の単C棚に思いを馳せるのもまた一興だ。

でも、せっかくのラブホテルなのだから、相方がいても悪くない。亀吉さんでも誘ってみる事にしようか。

謎の古本屋さんでも悪くはないが、パンツを脱いだ瞬間、膝蹴りをお見舞いされそうな気もしてくる。

(謎の古本屋さま、失礼の段くれぐれもお許しください…。
削除のご希望があれば、いつでも削除いたします。)

名古屋周辺のラブホテルで、せどり談義に盛り上がる事のできる、相方募集中、お泊り料割り勘。男女の別を問いません。未成年者お断り。変態もお断り。(笑)
2極化
2007年 06月 13日 (水) 21:41 | 編集
田舎に住んでいると、太陽や星や自然の移り変わりが人の生きるリズムを生み出している。時はゆっくりと流れ、いつも私の傍らで、従順な犬のように私を待っていてくれる。ところが、いつの頃からだろうか、時は金に取って代わられたようだ。

Time is money.

それが、世界で最初に産業革命が起こった国の言葉で書き記されている事が面白い。ヒンズー語でもスワヒリ語でも中国語でもなく、英語である事に納得させられるのだ。

資本主義がその産声を上げた時から、ヨーロッパの人々は自然が刻むおおらかな時を離れ、利潤が刻む、時のリズムに魅了されていった。自然のリズムに生きる地域と利潤のリズムに生きる地域の差が、経済における南北の2極化を生み出したのだろう。

私たちはある意味幸運な事に、北の地域に住んでいた。Time is money.の側に暮らして、豊かな生活を享受して来た。

Time is money.とは、別の言葉で言えば「効率こそ全て」という事だ。いかにして効率よく金をもうけるか。企業の行動基準はそこで働く人の気持ちはどうあれ、最終的にそこに集約されるものだろう。それを覆い隠すためか、最近の経営者は「理念」を高く掲げる。

最近では、グローバルスタンダードという言葉がもてはやされている。むしろ、アメリカンスタンダードと言ってもいいかもしれない。地域としての北で豊かさを享受していたはずの、一人ひとりの人間に、今、それが突きつけられはじめている。南北という地域間の2極化は次第に薄れ、利潤という最終目標を基準に、グローバルに人が峻別される時代がやがてやってくるだろう。

人間の2極化。

ブックオフへ行けばその峻別に生き残るためのノウハウ書が山ほど並んでいる。同時に、その峻別に対応しきれなくなった心のための癒しの本も所狭しと並んでいる。

私たちは、まるで、企業という恐竜が闊歩しているジュラ紀の哺乳類になってしまったようだ。

私はアマゾンで『「プロ経営者」の条件』という本をずいぶんと売ったが、「理念」を尊ぶ、著者の折口雅博会長傘下のコムスン騒動を眺めていると、企業という恐竜のロジックが透けて見えてくる。経営者にはこの恐竜を手なずけるだけの大きな器が必要なのだろう。だが、どこにそれだけの経営者がいるのだろうか。すでに、古きよき時代は幕を閉じている。

そろそろ、巨大な隕石が地球に衝突しても不思議ではないかも知れない。千年後になるか一万年後になるか分からないが、行き過ぎたものは、いつか押し戻される。それが自然の摂理というものだろう。

日々是好日
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